過酷なDVDを観ました。
「ミーシャ ホロコーストと白い狼」です。
第二次大戦中、ドイツ占領下のブリュッセルで、ユダヤ人少女ミーシャが留守中に両親がナチに連行されてしまいます。
ミーシャは両親は東に連れて行かれたらしい、という情報を頼りに、一人、磁石だけを持って旅立ちます。
東へ、東へ。
途中、生きるためにミミズやウサギを食ったりして、状況は過酷を極めます。
それでも両親に会いたい一心で、ひたすら歩き続けます。
森では狼との交流があったり、ヨーロッパの美しい自然を背景に、デヴュー作だという子役(マチルド・ゴファール)が、演技だか素だかわからないほどの凶暴な演技力を見せつけます。
ラストは悲哀に満ちていますが、だからこそこの映画に説得力があるのでしょう。
この子役は、これを最後に演技ができなくなるか、大女優になるか、どちらかしかないでしょう。
それほど強烈な演技でした。
![]() | ミーシャ/ホロコーストと白い狼 [DVD] |
マチルド・ゴファール,ヤエル・アベカシス,ベンノ・フユルマン,ギイ・ブドス,ミシェル・ベルニエ | |
エースデュース |