モンスター

社会・政治

 奈良市の職員が、市営住宅の家賃を5年間も滞納したとして、奈良市が提訴、奈良市が勝訴して市職員に退去を求めたところ、5年分の家賃250万円を一括納付して今もなお市営住宅に居座っているそうです。
 しかも判決を不服として控訴したとか。
 驚くべきはこの職員、市役所では税を滞納している人から税を徴収する部署の係長だったとかで、天に唾する仕事を続けていたことになります。

 何年前でしたか、同和団体の幹部の奈良市職員が、5年間で8日しか出勤していないのに、給料をもらい続けていたという事件が発覚しましたね。

 奈良市の体質ではなく、個人の犯罪と信じたいところですが、こういうことが続くと、市としての組織的問題なのではないかと疑いたくもなります。

 某国立病院で事務をやっている知り合いが、国公立の病院では治療を受けながら診察料の支払いを拒否する患者が多く、対応に苦慮しているとぼやいていたことがありました。
 治らなかったから、とか、死亡したから、とか、金が無いからとか、無茶苦茶な理由をつけて。
 モンスター・ペアレンツという言葉が一時期流行りましたが、モンスター・ペイシェントとでも言う他ありません。
 最後は債権管理会社に債権譲渡してしまうそうですが、それをやると結局病院収入はがた減りになってしまうとかで、なるべく取りたくない手段だそうです。

 わが国はいつからモンスターの国になってしまったのでしょうねぇ。


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