ユッケ

社会・政治

 ユッケを食べて子どもが死亡するという事件がありましたね。

 私は畜肉を自ら焼きながら食す習慣がないため、焼肉屋には15年以上足を踏み入れていません。
 ユッケなる食い物、映像で見ましたが、ミンチみたいな肉に生の卵黄、いかにも危なそうな食い物に見えました。
 
 
牛刺し、馬刺し、鳥わさ。
 
 日本人は魚だけでなく、地上の生き物をも生で食してきました。
 それは常にリスクが伴うことを覚悟して口に入れなければならず、己の嗅覚と味覚をフル稼働してこれを飲み込んでも大丈夫なものか、判断しながら咀嚼すべきものです。

 もちろん、第一義的には厚生労働省が定める生食用の肉の基準を満たしていなかった店に責任がありますが、金払ってるんだから安心なものを出すだろうという考えが甘いことは、船場吉兆の事件や雪印の事件、ミートホープの事件などで骨身に染みたはず。

 それにしても社長の謝罪会見、じつに見苦しいものでしたね。
 涙声で謝罪していたかと思ったら、路上で土下座。
 あの芝居がかった謝罪会見の裏では、やってらんねぇとか言いながら、タバコでもふかしている姿が容易に想像つきます。
 さらに、厚生労働省の基準を守っていない店は他にもいっぱいあるようなことを言っていましたが、いの一番に死人をだしたということは、特別粗悪な品を食わせたとしか思えません。

 私はユッケなる食い物を食した覚えがないし、今後も焼肉屋に行く気はないので、まずは安心です。
 しかし食の危険はいつどこで出あうかわからないもの。
 私にはおのれの鼻と舌を信じて善し悪しを判断する方法しか思い浮かびません。

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