昨夜はスペインのSF映画「ユートピア」を鑑賞しました。
ハリウッドにはない、ヨーロッパ独特の味わい深い雰囲気、灰色がかった映像、映画音楽、どれも素晴らしいのですが、ストーリーがもう一つです。
主人公は予知能力を持ち、予知能力者の集団であるユートピアで修行する青年です。
この青年が予知夢にたびたび現われる女性を救いに行き、予知した未来は変えられるし、そのことに気づかなければやがて予知能力者は狂気に陥る、という仕掛け。
しかしいくら雰囲気がよく、題材が壮大でも、こうチマチマした直近の未来ばかりを見せていては、話をふくらませることは不可能でしょう。
ちなみにレンタル店ではホラーのコーナーに置かれていましたが、ホラーではありません。
レンタル店にはソフトの適切な配置が求められます。
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