明日でリワーク卒業から丸2年が経ちます。
その後5月から復職し、今現在にいたるまで、体調はおおむね順調です。
正直、これほどうまくいくとは思っていませんでした。
年齢のわりに職階が低いのは、精神障害を経験した者としてはむしろ当たり前で、仕事ができることに感謝しなければならないでしょう。
今思えば、リワーク・プログラムというのは、事務作業の訓練に加えて、ミーティング、各種講義、卒業プレゼンテーションと、けっこうな負荷を加えられました。
いずれも、社会人としては耐えられなければならない当然の負荷で、だからこそ自信にもなったのでしょう。
精神障害者のリワーク・プログラムや就職支援が本格化したのはここ5年程度のことだそうで、この5年で精神障害者の就業者数は5倍に増えているとか。
病気になって良かったとはかけらも思いませんが、病気を理解し、雇用しようという機運がやっと起きてきた頃に発病したことは不幸中の幸いだったと思っています。
今日はこれから診察があります。
この2年ばかりは、己が心中のことよりも、仕事の愚痴みたいなことばかり診察室で話しているような気がします。
しかし精神科医というのは不思議な生き物で、私が仕事の愚痴ばかりで精神的な苦痛を話さなくなったことを喜んでいるように見えます。
それだけ良くなって、社会人なら誰もが抱える現実的なことに悩むようになったということでしょうか。
リワーク卒業から2年、リワーク・プログラムスタッフのみなさん、それと何より、苦しい時期を共に乗り越えたリワーク生の仲間のみなさんに深く感謝します。
さらに、リワーク通所を快諾し、承認の判をついてくれた職場の上司と主治医にも、感謝の誠を捧げます。
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