レイ・ブラッドベリ死す

文学

 米国のSF作家、レイ・ブラッドベリが亡くなりました。

レイ・ブラッドベリです。

 この作家には彼を神のように崇める熱狂的ファンがついていましたね。
 かくいう私も、長編「火星年代記」「華氏451度」「お菓子の髑髏」など、数々の短編集を中学生の頃耽読しました。

 人生も後半にさしかかって、レイ・ブラッドベリをほとんど忘れていたところ、このたびの訃報に接したというわけです。
 91歳だったとか。
 死の直前まで執筆を続けていたというからたまげたものです。

 彼の作風は、SFでありながら抒情的というか、やや感傷にはしる面と、SFらしい鬼面人を驚かす面があり、それが抜群のバランスをとって、読む者を引き込むという、プロらしいものです。

 もうほとんど彼の小説の細部は忘れてしまいましたが、心に残る不思議な世界、という読後感だけはよく覚えています。

 ご冥福を祈ります。

火星年代記 (ハヤカワ文庫 NV 114)
小笠原 豊樹
早川書房


お菓子の髑髏: ブラッドベリ初期ミステリ短篇集 (ちくま文庫)
Ray Bradbury,仁賀 克雄
筑摩書房

 

華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)
Ray Bradbury,宇野 利泰
早川書房

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