七つまでは神のうち

映画

 

 今朝は早起きしてJホラーの新作を観ました。

 「七つまでは神のうち」です。

 十年前の事件がトラウマとなり、教会通いを続ける繭。
 その繭が、山中で失踪します。

 一方、娘、さくらが7歳で行方不明になり、それ以来精神的に不安定な母親、真菜。
 神隠しとでも言うほか無い状況に、警察もお手上げ。

 当初は繭がどんな事件にあったのかも、なぜ教会に通い続けるのかも判明せず、冗長なシーンが続きますが、ラストちかく、すべてが結びつきます。

 さくらは小学校でイジメにあっており、イジメッ子三人組が仲直りしようと裏山へ遊びに誘い、さくらは洞窟で落盤事故にあい、生き埋めになってしまったのです。
 そのイジメっ子グループの一人が繭。
 イジメッ子たちはあまりのことにパニックに陥り、警察や消防に届けるどころか、家族や先生にも秘密にし、いつしか十年の歳月が流れていたのです。

 さくらの両親はさくらが残した日記から、イジメのことを知り、三人に殺害されたのだと固く信じるようになります。

 そして、復讐。
 さくらが三人をどんな目にあわせたいかを描いた絵を残しており、その絵のとおり、復讐を実行します。
 一人は焼死。
 一人は杭が体を貫いて。
 そして繭は、さくらと同じ生き埋めです

 何の救いもなく、復讐は冷酷に実行され、17歳の少女たちははかなくなってしまうのです。
 では犯人は?
 これは謎のまま残されます。
 なぜなら犯人だとばっかり思っていたさくらの両親、車の中でミイラ化しているのです。

 一体何事が起きたのか、分からぬまま映画はぷつっと終ってしまいます。

 わが国の恐怖譚らしい、薄暗い画面に、日本人形、山の美しい景色、そこで営まれる陰惨なイジメなど、小道具が揃っています。

 なかなかの出来と見えました。

 今度原作も読んでみようと思います。

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七つまでは神のうち
三宅隆太
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