テレビタレントというのは、えてして不可解な死を遂げるものです。
江利チエミしかり、岡田有紀子しかり、飯島愛しかり、ヒデしかり。
このたび、大家族で貧乏だったことを売りにしていた上原美優というタレントが24歳の若さで命を絶った、との訃報が飛び込んできました。
その動機は男関係だとか、心を病んでいたのではないかとか、憶測をよんでいますが、おそらく彼女の死によって、それは永遠の謎になったことでしょう。
自殺者に理由なんて有って無きが如しです。
言ってみれば死にたい病とでも呼ぶほかないものにとりつかれてしまったということ。
この死にたい病、なかなかしつこいのですよねぇ。
いったんそれにとりつかれると、死ぬ以外に全く解決法がなく、死は完璧で安楽な最終的解決方法であると感じるようになります。
そしてそれはとても魅力的なのです。
うつが激しかった頃、そういう心境に陥ったことがあります。
幸いにして、服薬と休養によって、回復し、今は職場復帰して1年以上がたち、極めて好調です。
死にたい病にとりつかれた人の気持ちが容易に推測できるだけに、自殺者のニュースにはどうしても敏感にならざるをえません。
なぜ実行し、しかもそれが成功してしまったんでしょうね。
私が参加している精神障害の自助グループには自殺未遂者がたくさんいます。
自殺といってもなかなか成功しないものです。
多くの少女たちが求めて得られないテレビタレントになり、貧乏を売りにしていたくらいですから、高額の報酬に喜んだことでしょう。
交際していた男性もいたような報道も散見されます。
亡くなってしまったものはどうしようもありませんが、やれませんねぇ。
ご冥福をお祈りします。