上海の地下鉄事故

社会・政治

 上海の地下鉄で追突事故が起きたそうですね。
 なんでも停車中の列車に後続の列車が追突したとか。
 幸い死者は出ていないようですが、多くの負傷者が出ています。

 これ、先の中国高速鉄道の追突事故と酷似していますね。
 しかも事故後わずか5時間で運転を再開したというあたりも似ています。

 中国の鉄道技術は世界トップレベルと聞いています。
 ただ、技術はトップでも、システム運用のノウハウが欠けているようです。
 それでは宝の持ち腐れ。
 時間がかかってもよいから、システム運用についてじっくり検証し、長期の研修をおこなって鉄道マンの技量を向上させなければ、この種の事故は続くでしょう。

 この種の事故の後、よく鉄道関係者が日本ではこんな事故は考えられない、とか言いますね。
 あれは危ないですねぇ。
 おのれの技術や技量やシステムを過信してはいけません。
 日本でも起こりうる事故だと想定して、改めて点検を怠らないようにすべきです。
 現に平成17年、福知山線脱線という大事故を起こし、多数の死傷者を出したことは記憶に新しいところです。

 交通機関の事故にせよ、天災地変にせよ、テロにせよ、火事にせよ、雷にせよ、親父のはげ頭にせよ、世の中にリスクが満ちていることは事実。

 絶対に安全な場所などこの世に存在しませんし、心底安心して暮らせる社会など未来永劫できるはずもなく、人々は危険や将来への不安を抱えながら生きていかざるを得ないでしょう。

 そうであればこそ、避け得る危険やリスクは、なるべく避けられるように準備しなければなりません。
 そのために警備会社や保険会社、それに年金制度や生活保護、また、消防や警察、自衛隊が存在しているのでしょうから。

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