上陸

文学

 香港の活動家が尖閣諸島の領有を訴えて、昨日魚釣島に上陸しましたね。

 なかなか過激なことをやってくれちゃいます。

 驚いたのは香港の船に海上保安庁の船が接触し、強引に進路を変えさせたこと。
 強制接舷という方法だそうで、初めて見ました。
 解説によると、あれはわが国領海から追い出すためのものではなく、魚釣島で待ち構える30人の警察官がいる場所に上陸させるようにするためだったとか。
 案の定、香港の活動家達は呆気なく御用となりました。
 わが国政府は法に則って彼らを強制送還させる方針だそうですね。

 現在の中国の軍事力をみると、陸軍は強大ですが、海軍は海上自衛隊よりも船の数も少なく、練度も低いため、おそらくいきなり侵略ということはないでしょう。

 中国は力の信奉者。

 かつての台湾危機の時も、今にも台湾に軍を送るようなことを言っておいて、米軍が原子力空母1隻を差し向けただけで、何事も無かったかのように大人しくなりました。

 したがってわが国の海上自衛隊が中国海軍よりも優勢な場合は大事にはなりますまい。
 しかし海軍力を急ピッチで整備している中国のこと。
 5年後、10年後に彼我の軍事バランスがどうなっているかわかりません。
 もし中国海軍の優勢が明らかとなった場合、わが国は米国の援軍をあおがなければ島を奪われてしまうことになりかねません。
 しかし尖閣諸島の問題に関して米国はどこか及び腰。
 日中間の領土問題に首を突っ込みたくない様子が見え見えです。

 この際、石原都知事が言うごとく、尖閣諸島にできれば自衛隊を、無理なら警察官だけでも常駐させたほうが賢明でしょう。
 幸い現在島を実効支配しているのはわが国。
 どんどん支配の既成事実を積み上げていけば良いのです。

 力の信奉者である中国に対して、理屈で説得を試みても仕方ありません。
 力には力で対抗するのが、悲しいことですが国際社会の常識ですから。
  

にほんブログ村 政治ブログ 国政・政局へ
にほんブログ村


政治 ブログランキングへ