下駄の雪

社会・政治

 北朝鮮やリビア、イラクなどは、米国をはじめとする自由主義国家からテロ支援国家などと言われて、蔑まれていますね。
 それはそうなんでしょうけど、独裁国家ではないというだけで、米国も世界各地に出張っていって、乱暴狼藉を働いています。

 しかもイラクが大量破壊兵器を隠し持っていると難癖をつけて始めたイラク戦争、結局大量破壊兵器はありませんでした。
 さらに言えば、大量破壊兵器を世界一たくさん保有しているのは米国自身。
 イラクの立場に立って考えれば、おのれは核兵器ごまんと持ち腐ってる癖に、ありもしない核兵器を持っていると決めつけて攻めてくるとはあまりに乱暴ということになりましょう。

 日本やドイツが遅れて植民地獲得競争に名乗りを上げたときも、米英やフランスは既得権益を守りたいがために、おのれが正義のような顔をしてわが方に立ちふさがりました。
 大泥棒が小泥棒に、泥棒するたぁ、ふてぇ野郎だ、とお説教するようなもの。

 まことに腹立たしいかぎりですが、わが国は忍の一字で米国についていくしか、繁栄を謳歌する道はありません。

 どこまでも、ついてゆきます、下駄の雪

 日本はもう60年以上も、米国にひたすら追随してきました。
 今のところ、今後もそうせざるを得ないようです。

 玉音盤で昭和天皇は、「耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び」と仰っておられましたが、まだ忍ばなければいけないのですねぇ。

 もしかしたら500年後には今の米国は暴力的で傍若無人な最悪の帝国と評価されているかもしれませんね。
 でもよいのです。
 今日と明日、飯が食えて風呂に入れて布団で寝られて、少しは酒でも飲めるなら、私は下駄の雪で満足です。

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