ユー・チューブで遊んでいたら、信じられない動画を目にしました。
サーベルで胸を刺され、貫通しながら血を流すこともなく、平然と歩いているのです。
彼はオランダ人で、33歳の時に自分が不死身であることを悟り、金を稼ぐために夜な夜なパブに出かけていき、体を刺せ、と言って剣を渡し、刺された後平然としているというパフォーマンスを繰り広げたそうです。
もちろん酔客たちはびっくり仰天するとともに、何か仕掛けがあるはずだと彼の体を調べますが、全く仕掛けが見当たりません。
彼は自分を疑う医師や科学者の調査にも協力的で、いくつかの仮説が考えられましたが、結局どうしてそんなことが可能なのか、彼が亡くなった今も不明だそうです。
ただし、釘を飲みこみ、麻酔なしで手術して釘を取り除く、というパフォーマンスを成功させた後、わずか数日で亡くなってしまいます。
摩訶不思議な体を持っていたのかもしれませんが、不死身ではなかったわけです。
世の中には不思議なことが時折起きるものです。
しかし、私たちが今ここにこうして生きている不思議に比べれば、何が起ころうと驚くにはあたりません。
私たちは多くのことを知っているつもりでも、それはこの世の不思議を思えば、ほんのわずかなことです。
私たちにとって、摩訶不思議こそ、この世の本質と言えましょう。