今日、6月9日は天皇皇后両陛下が結婚された良き日。
もう31年が経つそうです。
私は当時大学生で、国民の熱狂ぶりをよく覚えています。
皇后陛下は女児をもうけ、もう就職していますが、残念ながら男児は授かりませんでした。
現在の皇室典範では男子でなければ天皇を継ぐことは出来ません。
時代錯誤な男女差別と言うべきですが、決まりは決まり。
これを改正する必要性を認めますが、愛子内親王が天皇を継ぐことは出来ません。
過去、女帝が存在したことはあり、前例にならえば女性天皇は伝統を破るものではありません。
そういうことを言うと、女帝はいたが女系はいなかった、だから男系でなければダメだ、と反論されます。
男女差別も甚だしいと言うべきです。
私は遠い将来には天皇制は廃止すべきだと思っています。
高貴な血を認めることは必ず下賤な血を認めなければならず、国家をあげての差別となるからです。
ただし天皇制は国民から広く支持されており、ゆえに遠い将来と記しました。
私は天皇が日本国を象徴するならば、生身の人間である必要は無いと思っています。
例えば天皇の核となる魂を吹き込んだ木偶人形を皇居の奥深くに安置し、誰にも見せないよ うにするような方法もあり得ると思います。
天皇は神秘的であればあるほど価値が高まり、開かれた皇室などという戯言は、天皇なんていらないと言っているに等しいと思います。
そういった問題を孕んでいるとはいえ、生身の人間である現在の皇族に罪はありません。
たまたまそういう家に生まれてしまったというにすぎません。
決して高貴な血が流れているわけでもない、ただの人です。
ただの人を特別扱いするのはよろしいとは思えません。