北京などの中国の都市部で、大気汚染が大変なことになっているようですね。
ニュースによると、WHOが定めたPM2.5の基準値が3倍から9倍も高いそうです。
厄介なのは、大気に国境は関係なく、隣国であるわが国にも風に乗って汚染された空気が飛来する怖れがあること。
まったく迷惑な話です。
こんなにもくもく煙を吐けば、空気が汚れるのは当たり前。
天安門広場の毛沢東主席の写真も霞んで見えないのに、なぜ北京の人々は笑顔でいられるんでしょうねぇ。
北京を訪れる外国人観光客が15%減少したそうですが、よく15%程度で済んでいるものです。
いくら中華文明が偉大で、観るべきものがあまた在るとしても、健康を害するほど大気が汚染されている場所に大枚はたいて出向く人の気がしれません。
わが国も、かつて高度成長期に、公害などが大きな問題になりました。
30年くらい前には、隅田川に近づくと悪臭が漂っていたことを思い出します。
しかしわが国はそれを克服。
隅田川も清潔になり、わが国の大気は極めて晴朗です。
ここはひとつ、尖閣諸島の問題などはひとまずおいて、中国の大気汚染対策にわが国の経験に基づく技術を提供すべきでしょうねぇ。