予言の島

文学

 昨夜はホラー・サスペンスを読みました。
 「予言の島」です。

 1970年代にオカルト・ブームというのがありました。
 小学生だった私はモロにその影響を受けています
 「オーメン」シリーズや「エクソシスト」等のホラー映画、ノストラダムスの大予言、それに横溝映画シリーズの大ヒット等がその一端です。

 昨夜読んだ「予言の島」、横溝作品とよく似ています。
 作者は横溝ファンを公言しているらしいですから、当然かもしれません。

 思わせぶりでやや冗漫な前半。
 謎が深まり、引き寄せられてく後半。
 そして畳みかけるようなスピード感でグイグイ読ませるラスト。

 まるで教科書のようなホラー・サスペンスです。
 堪能しましたが、今後この作者の作品は名画「来る」の原作、「ぼぎわんが、来る」だけ読めばいいかなと思います。
 何と言うか、教科書的なだけに、面白くはあっても雰囲気が無いのです。

 

 昨日買った3冊に加えて以前購入してまだ読んでいない本があります。
 それらを読むのが楽しみです。