二条城展

美術

 今日は江戸東京博物館に二条城展を観にいってきました。
 この博物館、都内にしては珍しく、巨大駐車場があるのですよねぇ。
 その分行くのが気楽です。

 二条城展は、徳川家康による造営から、徳川慶喜による大政奉還までの徳川家の栄枯盛衰を追いながら、襖絵や天井画の実物が展示されていました。
 京都から外して持ってきたんでしょうねぇ。
 今京都の二条城に行ってもお宝が観られないということで、得した気分。



 それにしても武家政権が好む美術というのは荒っぽいものだ、という印象を受けました。
 二の丸御殿大広間の「松鷹図」など、巨大な上に鷹があり得ない比率の大きさで描かれており、縮み志向の日本美術の中では、異色です。
 権力者だけあって、金ぴかのやかんの様に大きな酒盃だの、派手さが目に付きました。
 
 後水尾天皇に嫁した徳川秀忠の娘、東福門院の木像には、菊の御紋と葵の紋が並んで彫られており、これは不敬なんじゃないかと思いました。

 徳川将軍家はかしこきあたりと並び立つと言いたかったんでしょうけれど。

 暑さ厳しいせいか、館内はエアコンが効いていますから、けっこう客が入っていました。

 帰り、ドトールで休んでいると、イタリア人と思しき若い男女四人組が入ってきましたが、騒々しい連中でしたねぇ。
 あまりの騒々しさに、早々に立ち去るよりほかありませんでした。
 大阪のおばちゃんも連中には敵わないんじゃないでしょうかねぇ。

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