一晩たって、昨日の内閣不信任案否決にいたるドタバタをニュースなどで見るにつけ、狐につままれたような気分になります。
菅総理は震災からの復興と福島原発の事故対応にめどがついたら、若い政治家に責任を譲る、と言いました。
鳩山前総理は復興基本法案と第二次補正予算がとおったら菅総理は退陣する、と言いました。
すでに齟齬が生じています。
菅総理は退陣の時期を曖昧な表現にとどめ、しかも自分より若い政治家に禅譲する、と明言しました。
すなわち年よりの小沢議員も鳩山前総理も道連れに退陣するということでしょう。
なんとあざとい人でしょうね。
そしておのれの生き残りにかけては天才的な嗅覚の働く人です。
不信任案が可決されそうな土壇場になって退陣を言い出し、しかも退陣の時期を明確にしないなんて。
これじゃあ、やれるものなら死ぬまでやりたいと言っているようなものです。
続ければ続けるほど化けの皮が剥がれてきているのに、民主党はいつまであの権力の亡者につきあうのでしょうか。