人生を2倍楽しく

社会・政治

 昨日は微熱と関節痛があり、仕事を休みました。
 ほんの微熱だったので、私は何も思っていなかったのですが、職場では結構危機感を抱いていたようです。
 出勤停止にしろ、などと、乱暴な意見も出たとか。

 そのことを昨日のうちにメールで知らされていた私は、今朝熱が下がり、関節痛がおさまっても、出勤するのが怖かったですねぇ。

 黴菌扱いされるんじゃないかと思って。

 しかし、そこは大人。
 元気になってよかった、という反応ばかりでした。

 感染症の恐ろしいところは、当たり前ですが、移ること。

 一昔前は、エイズ患者が差別にあっていましたね。

 男性同性愛者に患者が多いとされ、同性愛に対する差別なのか、エイズという感染症を持っているがゆえの差別なのか、なんだか分からないような状態でした。

 昨夜、同性愛者の88歳のおじいちゃんがNHKのドキュメンタリー番組に出て、しかも彼の運動の歴史がドキュメンタリーの肝になっていました。 

 13歳の初恋が男の子相手。
 以来、恋の相手は男性ばかり。

 こんなことではいけないと、女性とお見合いをして結婚し、子供を授かるものの、嘘で固めた結婚生活が長く続くはずもなく、家庭を捨てて家出してしまいます。

 その後、性的マイノリティーへの差別をなくすための運動に没頭しながら、パートナーを得て、性欲を満たすだけだった男性との関係性が変わり、運動は穏やかに、パレードなどをするようになりました。

 今ではLGBTによるパレードなんて珍しくもなくなりましたね。
 そしてまた、心の中ではともかく、差別的な言論をLGBTの人に浴びせることはいけないことになりました。

 Lesbian(女性同性愛者)
 Gay(男性同性愛者)
 Bisexul(両性愛者)
 Transgender(体の性と心の性が一致しないもの)

 上記4つの頭文字をつなげてLGBTというわけです。

 残念ながら私はまったくのストレートで、癒し系の優しいお姉さんを好みます。
 バイセクシャルだったら、人生2倍楽しかっただろうにと、そういう人に嫉妬を覚えたりします。

 ある種の人権を求める運動で、それは大事なことなのだろうとは思います。

 しかし、差別されながら、密かに、隠れて、小さなコミュニティーを作り、日々、それぞれの欲求のままに生きるというのも、ロマンティックな感じがします。