7月1日の人事異動で、信頼していた後輩2人が職場を今日で去ることになりました。
誠に残念ですが、サラリーマンをやっている以上、辞令という紙きれ1枚でどこへでも行かなければなりません。
切ないですねぇ。
その切なさに倍加して、私より10近く上の先輩が、今日から病気休暇に入りました。
上司にずいぶん叱られているのを知っていましたから、そのストレスが原因なのではないかと推測します。
病名は分かりませんが、もしうつ病を発症したのだとしたら、これから何年にも渡って苦しむことになるでしょう。
同病相哀れむと申します。
経験者の私にとって、このような事態を見るのは、しんどいことこの上ありません。
一応、一か月程度の病気休暇ということですが、一か月で職場復帰するのは極めて困難であることは私自身がよく知っています。
休んでいてもふがいない自分を責め、心が休まらないことは、経験者として痛いほど分かりますから。
社会制度というもの、多くの人が幸せに生きられるように出来ているはずですが、近年、精神的に参ってしまい、うつ病などの精神障害で長期の病気休暇を余儀なくされる人があまりにも多いような気がします。
そのような病人を大量に生み出す社会制度が、人を幸福にするわけがありません。
私は8年くらい、病気休暇を繰り返し、三度目の病気休暇から復帰して、ようやっと、連続した勤務が4年目に入りました。
長く苦しんだとはいえ、今はきちんとフルタイムで働き、やむを得ない場合には残業をこなせるまでに回復しました。
できれば日々を積み重ね、二度と長期病気休暇を取らずに定年を迎えたいと心の底から願います。
病気休暇中は、大抵自分を責め、さらには職場復帰を怖れ、なかなかしんどいもので、お気楽に休んでいるわけでは無いことを、私はよく知っています。
そうかと思えば、何度目かわからないほど1年程度の病気休暇を繰り返してきた先輩が、今週からリハビリ出勤を開始しました。
その人はまともに1年続けて働いたことがなく、病気休暇と職場復帰を繰り返しています。
彼の心中を思うとき、私は同情の涙を禁じ得ません。
しかし、多くの職員は、その先輩の陰口をたたきます。
職場ではお荷物扱いされるのも仕方がないのかもしれませんが、そういう風に生まれついてしまった人に対する情が、あんまりにも過酷ではありませんか。
その先輩がどれほど苦しみながら、毎度毎度リワーク・プログラムなどに通い、必死の思いで職場復帰を模索していることに対し、敬意を表すべきだと思うのです。
おりしも今日はボーナスが支給されました。
職場復帰して初めて、勤務成績が「優秀」と認定されていました。
腐らずに日々の仕事を誠実にこなしていれば、必ず良いことがあると思います。
今週からリハビリ出勤を始めた先輩にも、今日から病気休暇に入ってしまった先輩にも、どうか治療に専念し、回復したなら地道に誠実に仕事をこなしてほしいと思います。
今後必ず、プライドをずたずたにされるような評価を受けると思いますが、長くきちんと働いていれば、いつかは認められる日が来ると、エールを送りたいと思います。