組織で働いていると、理不尽な場面にたびたび出くわします。
大抵の場合は、うまいこと行くのですが、もう7年も前のトップからの暴言の数々は許しがたいものでした。
私はトップから直接の謝罪が欲しくて、それがあれば我慢するつもりだったのですが、トップは直接頭を下げることだけはどうしても嫌だったらしく、私はやむを得ず、弁護士を雇って相手の非を責めました。
結局、公文書による謝罪と補償金100万円をせしめましたが、私の心は空しいものでした。
頭を下げるよりも公文書を発出したり、100万円を払った方が良いというのは、どういう心性なのでしょうね。
今も謎です。
今では純粋に仕事の話ならば、トップと差しで話すことも苦ではありません。
しかし先日の永年勤続表彰は、どうしてもトップから直接表彰を受けることが我慢ならず、管理職にお願いして私だけ部長から表彰してもらいました。
お祝いの立食パーティーにも、トップには顔をだしてくれるなと、労務担当の課長が引導を渡しました。
サラリーマンの4人に1人がパワーハラスメントを受けた経験がある、という調査結果が出たそうです。
これはひとえに、職階が上の者が下の者を人として尊重できていない、ということでしょう。
上司とはいえただの人間。
間違いも犯すしおかしげな意見を持つこともあるでしょう。
そんな時は互いが同じ人間同士として意見を交わす必要があるでしょう。
下の者は上の者に変に気を使うことなく、上の者は威張り散らすことなく、人間同士としての話し合いができるようになるかが重要でしょうねぇ。