人間関係

文学

 今日は神奈川県葉山町湘南国際村にある某大学で会議でした。
 千葉市の自宅から75キロ。
 湾岸を飛ばしてちょうど90分かかりました。
 会議が2時間で往復が3時間。
 移動で疲れてしまいました。

 会議といっても、何かを決めるわけではありません。
 同じような仕事を担当している者が全国から集まって、数人のグループに分かれてフリーディスカッションをするのです。
 いわばガス抜きのようなもの。
 言いたいことは言わせて貰いました。

 じつは一見無意味に思えるこのような催しが、後で仕事に生きてくるということはよくあります。
 日頃メールや電話でしかやり取りしていない同業者と直接会って話しをすることで、深い信頼関係が生まれ、ざっくばらんなやり取りができるようになります。

 小泉改革による法人化前は、こういう機会が頻繁にありました。
 それが競争原理を導入するとかで、国立大学や国立研究機関は、それまでの文部科学省による護送船団方式から、ライバルに変貌してしまいました。
 職場から、人情味がなくなって、ギスギスした雰囲気が漂うようになりました。

 人間は感情で動く生き物。
 人間関係を重んじれば業務能率が上がることは日本人なら誰でも経験的に知っています。

 ところが欧米では、E・メイヨーらが人間関係論を発表するまで、業務能率と良好な人間関係は無関係だとされていました。

 おバカさんですねぇ。

 少々疲れましたが、実りある日帰り出張となりました。

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