2007年に中国から日本に帰化した日中問題の評論家、石平氏によると、中国国内の状況に鑑みて、尖閣問題で日本が強気に出るには今がまさに好機で、それゆえにこそ石原都知事は尖閣諸島の都有化に突き進んでいるのだそうです。
石平氏によれば、今中国は経済成長が鈍化し、しかも政権交代を間近に控えており、なるべく国内問題に専念して、無用な摩擦は避けたいのが本音。
ある中国人軍事評論家によれば、中国海軍はわが国の海上自衛隊及び海上保安庁の戦力には遠く及ばず、尖閣諸島で交戦となった場合、米軍抜きでも勝ち目がないそうです。
逆にいえば、だからこそ勇ましいことを言ってわが国を威嚇し、わが国が尖閣諸島に上陸したり基地をつくったりしないよう、精いっぱいの虚勢を張っているというわけです。
もし日本がなんらかの実力行動に出た場合、中国政府はこれに実力で対抗せざるを得ず、結果として惨敗し、国民の支持を失うことを極端に怖れている、と石平氏は主張します。
元々中国人で、中国の国内事情に精通する言葉だけに説得力があります。
そういう人が2007年に日本に帰化したというのは、よっぽど中国に嫌気がさしたんでしょうねぇ。
精力的に日本のメディアに登場し、日本にとって利益になる中国との対し方を説いています。
中国人から見たら売国奴なんでしょうが、今はもう日本人。
何を怖れることもありません。
わが国は石平氏を日本国民として迎えて、心強いですねぇ。

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