他生の縁

文学

 今日は疲れました。

 湘南国際村での式典が15時30分に終わり、車で帰って家についたのが18時。
 18時半から精神科の予約をしていたため、そのままクリニックに向かいました。
 クリニックまでは車で20分ほどですが、100キロ以上運転した後では、その20分も苦痛でした。
 通常土曜日に診察を受けているところ、一か月ほど前から同居人もプレ更年期障害と思われる不定愁訴のため、同じクリニックに通院しており、クリニック近くの職場で働く同居人は金曜日の夜に診察を受けていることから、同じ日に合わせたというわけです。

 同居人にはごく少量の抗うつ薬のジェイゾロフトと、これまた最少量の抗不安薬のメイラックスが処方されていますが、年度末に伴う職務多忙のため、気持ちが沈むようで、抗うつ薬のジェイゾロフトが最少量の25mから50mに倍増となりました。

 このところ好調の私はといえば、薬に変化はありませんでした。
 それでも私の薬は同居人の倍以上です。
 とはいえ、私が一番たくさん薬を飲んでいた頃に比べれば、五分の一くらいにまで減っています。

 パワハラ事件の直後は、フラッシュバックや悪夢に悩まされ、幻覚や幻聴を抑える統合失調症の薬まで数種類処方されていました。
 悪夢やフラッシュバックはびっくりするくらいなくなりましたが、昼間でも眠くてたまりませんでした。
 その時は病気休暇中だったので、いくらでも昼寝ができ、精神的には楽になりましたが、どんどん肥えて、ベスト体重の53キロを就職以来15年以上維持していたのが、たった2年で74キロまで肥えてしまいました。

 その後三年くらいは体重が落ちず、中年太りだから仕方ないのかなと思っていましたが、職場復帰して精神病薬が劇的に減ったのと、一年前の父の死による食欲減退で、1年で23キロも落ち、今は51キロ前後で安定しています。

 ベスト体重は53キロくらいですが、それより2キロも軽く、力が出ませんねぇ。

 痩せて気づいたのですが、男も小太りより痩身のほうがもてるということ。

 びっくりするくらい多くの女性が私との接触を求めてきます。

 若いころは太るとどうなるか知りませんでしたので、多くの女性が放っておいても私に寄って来るのは、私が持つ魅力だと思っていましたが、太っていた頃はまるで男性扱いされなかったのが、痩せた途端にそういうことになるとは、女性も見た目を第一に考えるらしいことに改めて気づきました。

 でも今の私は、そういうことが面倒くさくて仕方ないのです。

 若い女性と一杯やるのは楽しいですし、そういう機会は少なからずありますが、それ以上を求められると私は引いてしまいます。
 私のようにすでに15年来のパートナーを持つおっさんに変な気を起こすのは止しなさい、と説教したくなります。
 ただし、相談事を持ちかけられれば、それが仕事のことであれ、男と女のことであれ、私は黙って聞き、決して相手を責めるようなことはしません。
 
 相談されたら、嘘でもいいからまずは共感すること。
 注意すべき点があっても、yes butというやり方で、まずはyesと言って相手の気持ちを尊重し、しかる後butと言って注意をするようにしています。

 人間関係の要諦は、相手を尊重すること。
 頭ごなしに叱ったり、まして体罰を加えるなど、人間の本質を知らない愚かな指導法だと言わざるを得ません。

 けなされて成長する人はごくわずかで、多くは認められたということがプライドになり、それが人間的成長の特効薬だと思います。
 
 私の前で涙を流しながら仕事の愚痴や男と女の話をした女性は、軽く20人は超えています。
 今も付き合いのある女性もいれば、音信不通の人もいます。

 袖触れ合うも他生の縁と申します。

 何らかの縁があり、私に相談事を持ちかけた若い女性たちすべての、幸せを願ってやみません。

 

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