民主主義社会において、最大の欠陥は意思決定に時間がかかることでしょうねぇ。
独裁国家なら独裁者がこうと決めればそれで終わりですが、あっちの部署、こっちの部署、会議の前に根回しをしておいても、席上、思わぬ方角から矢が飛んできて、慌てることがままあります。
もちろん、事前のシナリオどおりに行くこともあり、そういう時は1時間くらいで終わる会議が、今日はあっちからもこっちからも矢が飛んできて、4時間もかかってしまいました。
疲れた。
シナリオを描いた張本人として、不明を恥じているところです。
そういえば、ある外部委員が半数を占める会議で、5時間を過ぎた頃、外部委員の一人の早稲田大学の某教授が、早稲田の教授会は6時間くらい普通ですが、みなさんお疲れではないですか、などと涼しい顔で言いだして、なんだこの野郎、と思ったことがあります。
それでも必要なことが決まれば良いですが、それぞれが言いたい放題言いまくって、議長が困惑の末、「では次回に継続審議で」と言った時にはずっこけました。
多分わが国のみならず、多くの民主主義国家で似たようなことが起きているんでしょうねぇ。
馬鹿馬鹿しいといえば馬鹿馬鹿しいですが、しかし多くの意見を集約して納得ずくで物事を進めるというのは、面倒くさくはありますが、独裁よりは100倍マシなんでしょうね。
思い起こしてみると、就職以来22年目になりますが、どれだけの時間を無駄に長い会議で浪費したかと思うと愕然とします。
でも今日は金曜日。
週末は仕事を忘れて、のんびり過ごしたいものです。
あ、明日の午前中はマンションの管理組合の理事会でした。
嫌になっちゃいますねぇ。