伝統

社会・政治

 私はわが国のみならず、あらゆる国家・民族の伝統を重んじる者ですが、数年前に韓国の一部学者・ジャーナリストが言い出したことには驚きとともに失笑を禁じ得ませんでした。

 すなわち、漢字は朝鮮民族が発明した、孔子は朝鮮民族出身だった、サッカーは朝鮮民族が発明した、などの主張です。
 しかも根拠は明確ではありません。

 ドイツ人が製品を発明し、日本人が商品化し、中国人が大量生産し、韓国人は起源を主張する、というジョークがありますが、正にジョークを地で行くような主張ですねぇ。
 
 まだ日本人は朝鮮人の子孫とでも言ったほうが、多少真実味があるような気がします。

 止せばいいのに中国人がネット上でこれに激しく反発し、もともと関係性の良くない中韓両国の感情的な言い合いに発展しました。
 最近では台湾が、漢字を世界遺産に申請すべく、大陸に誘いをかけているそうです。
 その理由が、うかうかしていると韓国が世界遺産に申請してしまうから、だそうです。

  面白いですねぇ.

 中国と朝鮮半島は地続きだからいさかいが起きやすいのは当然ですが、それにしてもねぇ。

 中国人のマナーの悪さ、韓国人の自己主張の強さが災いして互いを嫌い合い、過去の歴史問題があっても日本人のほうが付き合いやすいというのが両国民の本音のようですねぇ。

 そもそも伝統を重んじ、先人の知恵に学び、それを正しく後世に引き継いでいくのが保守主義ですが、隣国の偉人や偉大な発明をかすめ取り、あまつさえ世界で最も人気があるスポーツの起源まで主張するとは正気の沙汰とは思えません。

 仮に本当に孔子が韓国人だとしても、今さらそんなことを主張しても何の利益もありますまい。
 それよりは孔子の思想を研究して、孔子研究の一番は韓国だ、とでも言えば良いでしょうに。
 はるか昔のことなど、正確に知ることはできないのですから。

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マンガ 孔子の思想 (講談社プラスアルファ文庫)
野末 陳平,和田 武司
講談社

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