今朝、NHKのBSで、海外向けに製作された「SAMURAI SPRIT」の弓道編と居合道編を見ました。
感銘を受けました。
弓道編はドイツでテレビ番組を表彰する際、ドキュメンタリー部門で優勝したとのことで、侍の精神性には世界の人々に感動を与えることを知りました。
弓道にしても居合道にしても、70歳を超えた達人が、日本で空手や総合格闘技などで20年も修行を続けた外国人格闘家の取材に穏やかな笑顔で答えながら、ひとたび弓を持ち、あるいは日本刀を手にすると、険しい表情でまさに侍としかいい様のない気迫をしめすことには驚きました。
弓道の達人は的を確認した後、照明を消した暗闇の中で矢を射、見事真ん中を射抜きました。
居合道の達人は、本来居合では型を競うだけなのですが、外国人空手家の求めに応じ、竹刀で外国人空手家と三度も勝負に及び、いずれも外国人空手家よりも後に竹刀を抜きながら、わずか2秒足らずで空手家の剣を交わし、なおかつ首や肩切ってしまう離れ業を演じて見せました。
居合の達人は大柄の空手家の半分くらいしかないような、小柄な老人でしたが、剣を操るその技は、見事としか言いようがなく、空手家をして怖ろしい殺気を感じて萎縮した、と言わしめました。
なんでも居合の最終的な目標は、刀を抜かず、気迫だけで相手の戦意を喪失させ、互いに傷つくことなくことを収めることだとか。
それにつけてもわが国の所作の美しさ、礼法の洗練度は世界に例を見ない、非常に美しいものですね。
私も居合でも習って、美しい所作を見に付けたいものです。
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