初診察

精神障害

 今年最初の診察がありました。
 パワハラ支社長の再任決定の報にふれてから、私の精神は極めて不安定な状況に陥っています。予想はしていたことですが、現実として突きつけられると、厳しいものがあります。
 抗不安薬のワイパックスと気分安定剤のリーマスが増量になりました。
 
 それにしても、人情のかけらもなく、冷酷非情に部下を罵倒するような性格破綻者が、再任されるとは不思議です。いやなやつほど出世する、ということでしょうか。

 友人知人からの年賀状に、「無理するな」と書かれていました。そんなことは不可能です。仕事とは、無理をすることだからです。面倒で厄介なことを、無理をして効率よく仕上げることだからです。
 私はかつて、仕事で深夜に及ぶ残業や徹夜を繰り返しました。その頃、私はいつも怒っていました。それは仕事を終わらせる術を知っていたからです。
 しかし、小泉改革でどう仕事をなすべきか分からなくなったとき、私の精神は怒りから、絶望と悲しみに変じました。
 そのとき、精神病を発病したのです。
 やっと回復したとき、パワハラをくらい、底の無い闇の中に落ちていきました。
 支社長再任で、私は再び、その闇に落ちようとしています。
 人生とはままならないもの。しかしそれにしても、こんなに苦しめなくても良いではありませんか。