劇薬

社会・政治

 今日も雨。
 梅雨とはいえ、毎日毎日よく降るものです。

 時、あたかも参議院議員選挙の真っ最中。

 この前の、年金では生活できず、2,000万円の貯金が必要だとの報告書、 うやむやになってしまいましたね。
 報告書の中身を詳しく知りたいと思っていましたが、報道されません。

 戦前、中堅どころの官僚、軍人、学者などが対米戦争の推移を詳細に予測した報告書、あとからみれば気持ち悪いくらい見事に当たっていたそうです。
 緒戦の勝利、開戦2年くらいで生産力の差で逆転され、制空権、制海権を奪われ、ついには本土決戦に追い込まれる、というシナリオです。
 外れていたのは本土決戦の前に降伏したことくらいでしょうか。

 しかし、時の総理、東条英機は、机上の空論であって、実際の戦争とはそういうものではないと、この報告書を無視したそうです。

 今回の年金の件を彷彿とさせます。

 大体、受け取らない、とは何事ですか。
 受け取って、中身を精査し、政策に生かせば良いではないですか。

 不都合なことは隠してしまおうという態度が見られます。
 それは戦前の東条内閣にもつながるものです。

 私は今年の8月で50歳になります。

 あと10年で引退できるなんてことは、夢のまた夢。

 70歳で引退できれば良いほうでしょう。

 金が無いのは事実だし、少子高齢化が進んでいることもまた事実。

 それらの真実が、報告書には記載されていたものと思われます。

 緑内障で左目の視力が極端に落ち、精神障害のために極端に疲れやすい私があと20年も働くなんて、もう笑うしかありません。

 今でも1日働くだけでくたくただというのに。

 この際劇薬であっても移民受け入れを行い、現役世代を増やすしかないんじゃないでしょうか。