今日は北方領土の日、なんだそうですね。
昭和56年の1月に閣議決定されたそうです。
1855年のこの日に、日露通好条約が調印されたことにちなんでいるのだとか。
しかし一般的に言って、実効支配している国が領土を平和的に返還するということはあり得ません。
そのあり得ない奇跡が、沖縄返還でしょうね。
しかしそれは、米国軍の広大な基地という副産物を残しました。
米国にとってみれば、いざとなったら戦わずして撤退する、という選択肢も取れます。
なにしろ沖縄は米国領から外国になったのですから。
近い将来、北方領土問題が解決することは無いとは思いますが、万が一の奇跡を信じて、言い続けるしかありますまい。
かつてソ連邦の崩壊や、東西ドイツの統一など、誰も信じていませんでした。
しかし、それが成ってもう30年ちかくが経とうとしています。
この世に起こりえないことなどないと知れば、北方領土返還を言い続けるのも、必要なことなのでしょう。