危うし、大中華の夢

社会・政治

 近頃、中国の情勢が奇妙ですねぇ。

 先ごろ天安門広場に車が突っ込んで炎上したかと思えば、今度は山西省の共産党が入るビル付近で爆発事件。

 さらに、各地の病院で患者やその家族による医師らへの暴行事件が相次いでおり、医師が死亡する例も散見されるとか。

 一党独裁による人民の封じ込めはもはや限界に来ているように感じます。

 もともと中国の民というのは、権力者に対して大人しい国民ではありません。
 近現代史を見ても、義和団の乱、辛亥革命、共産革命、文化大革命、天安門事件と、わが国で言えば明治維新に匹敵するような争乱を何度も起こしています。

 彼の大陸で何度も王朝が代わったのは、皇帝は天が任命するところであり、天がその任にあらずと考えれば別の王朝が天から任され、甚だしきに至っては元とか清とか、天が認めれば漢民族でなくても構わなかったわけです。

 この思想を逆手にとって、古代日本において中国大陸の皇帝と同等かそれ以上という意味をこめて、天皇という称号が考案されたといわれています。
 それまでは、すめろぎとかすめらみこと、あるいは大君と呼んでいたようです

 万世一系に価値を置くわが皇室と、彼の地の皇帝とでは大違いです。

 近く、大きな騒乱が彼の地で起きる予感がします。

 それは短期的に見ても長期的に見てもわが国を利するとは思えません。

 短期的には経済的ダメージを被るでしょうし、長期的にわが国に友好的な新政府が生まれる保障はありません。
 できれば今のまま、小さな挑発を繰り返すが経済的には分かちがたく結びついている中国が望ましいでしょう。

 それにしても不思議なのは北朝鮮。
 何万人もの餓死者が出るほどの貧困状態になりながら、なお国民は立ちあがろうとしません。
 人間、言論の自由が無くても耐えられますが、飢餓には耐えきれず、死ぬ気で立ちあがる物のはずですが。

 わが国でもかつて、米騒動とか打ちこわしとかがありましたね。
 フランス革命でも声高に叫ばれたのは、「パンを寄こせ」ということでした。。


 かつては中国に何千年も保護され、その後36年間大日本帝国に支配され、今は北は中国に、南は米国に軍事的に保護されているため、自分で自分のケツを拭くことが出来なくなってしまったものと推測します。

 そういえばここ何年も、有事の際、韓国軍は米国の指揮下に入ることとされ、米国は指揮権を返したいのに韓国がそれを拒否しているそうです。

 信じられません。
 自国の軍隊が他国の指揮下に入ることを良しとするなんて。

 わが国は占領されていた7年間を除き、自衛隊も、その前身の保安隊も、さらに前身の警察予備隊も、一度も他国の指揮下に入ったことなどありません。

 そのようなことは、誇り高い侍の国でなくても、我慢できない屈辱だと感じるはずですがねぇ。

にほんブログ村 政治ブログへ
にほんブログ村


政治 ブログランキングへ