怖ろしい国ですねぇ。
北朝鮮。
若き独裁者、金正恩が、自身の後見人であり叔父でもある政権ナンバー2の張成沢前国防委員会副委員長を粛清してしまいました。
国家転覆を謀った罪とかで、昨日裁判が行われ、即日死刑判決、即日処刑という苛烈さ。
写真で見るかぎり、親密そうに見えますが、権力闘争の怖ろしさを痛感させられます。
張成沢の部下だった政府高官数名が、粛清されることを怖れ、中国に亡命を申請したとか。
しかし中国は北朝鮮の親分。
素直に亡命を認めてもらえるかどうかは不透明です。
こういうことを続けていると人心は離れていくでしょうねぇ。
北風と太陽ではないですが、恐怖によって人を支配しようとしても、必ず綻びが生じるものと思います。
独裁国家は必ずこのような理不尽な粛清や虐殺を行いますね。
つまり人というもの、ほぼ例外なく、圧倒的な権力を握り、独裁体制を敷くと、どこまでも残虐になってしまうということでしょうねぇ。
だからこそ、多くの民主主義国家は、最高権力者に任期を定め、それはせいぜい10年程度です。
10年を超えると、だんだん頭がおかしくなってくるのでしょう。
金正恩は政権を握って数年しか経過していませんが、父親、祖父の代から考えれば、生まれついての独裁者。
いつまで王朝としか思えない世襲による独裁を維持するんでしょうねぇ。
こんな怖ろしい国がわが国の近くに存在し、核兵器を保有していると思うと、わが国の国防体制を充実させなければならないと思わずにいられません。