参議院議員選挙

社会・政治

 参議院議員選挙、明日が告示で21日(日)が投開票と決まったようですね。

 今回からインターネットでの宣伝活動も解禁。
 どんな問題が飛び出しますやら。


 私の住むマンションからほど近い駅前に、この前の日曜日、野田前総理が演説に来ていました。
 千葉県習志野市選出の野田前総理、地元の候補者を優先的に応援しているようです。
 民主党が政権を取ろうと日の出の勢いだった時には、菅や鳩、岡田克也なんかもその駅前に応援演説に来て、その頃は立錐の余地も無いほど聴衆が集まり、仕事帰りにぶち当たった私はハタ迷惑なことをしやがる、と舌打ちしたものです。

 それが今回、前総理が来ているというのに、駅前は閑古鳥。
 それはそれで哀れな感じがしました。

 今回、民主党がどれだけ議席を減らすかというのも、興味深い点です。
 もしかしたらかつての日本新党や新進党のように瓦解して、存在しなくなってしまうかもしれません。

 つい先日の都議選で興味深かったのは、共産党が予想外に伸びたこと。

 自民党への批判票が、民主党や維新、みんなではなく、共産党に行ったこと。

 これ、気持ちはよく分かります。

 実を言うと、私は自民党か共産党か、どちらかにしか投票したことがありません。

 私の政治的考えは、外交安保だけが自民党寄りで、それ以外は社民党や共産党に近いものです。
 
 例えば女系天皇・女性天皇を認めること、さらには天皇制廃止、死刑制度廃止、選択的夫婦別姓の導入や、同性婚の導入に賛成、などの考え方です。

 ただ、外交安保に関して、それは憲法改正や日米安保、靖国参拝などを含めた大きな概念ですが、社民党も共産党もあまりにも危険な考えを持っているため、国を守るためには仕方なく、その他の政策に賛成できなくても、自民党に入れてしまうのです。

 その代り、自民党に入れる気が全く起きない時だけ、ほとんど議席の無駄とも思えるような非現実的、しかし理屈の通ったことを言う共産党に投票するというわけです。

 橋下共同代表が慰安婦に関して言わんで良いことを言い、維新は勝手に失速してしまいました。
 彼が言ったことは間違いとは言い切れませんが、政治家ならもっと戦略的に発言すべきだったでしょうねぇ。

 かつては総理にしたい政治家ナンバー1だった慎太郎もすっかりおじいちゃん。
 もはや老害でしょうねぇ。

 渡辺喜美も愛敬あるお父様ゆずりのずぅずぅ弁で予想外の支持を得ていますが、私は木っ端役人。

 先進国中、対人口比の国家公務員数がダントツに少ないわが国で、さらに10%もの人員削減だとか、東日本大震災に伴って7.8%も給料が減らされたのにさらに減らせだとか、役人は生きぬように死なぬように、みたいなことを正義面して言われたのでは、支持できるはずがありません。

 それなら仕事を減らしてください。


 
 もう十年も前ですが、「週刊スパ」で、就職してはならないしんどい仕事の第2位に国家公務員が選ばれていて、びっくりしたことがあります。

 うつ病などの精神障害発症率や自殺率の高さ、サービス残業や休日出勤の多さ、有給休暇取得率の低さ、給料の低さなどを基に選んだようで、たしか1位はIT業界だったように記憶しています。

 私が就職した頃はバブルの末期で、公務員と言ったら給料が低い仕事の代名詞でした。
 公務員試験を受けると言ったら、友人たちから奇っ怪な生き物を見るような眼で見られました。

 それが最近では高給取りと言われるのだから不思議ですねぇ。

 国家公務員の給与は民間給与の金額を基に計算し、人事院が国会に勧告して上がったり下がったりします。
 要するに世の中の景気を2年遅れくらいで追っかけている感じで、この2年の落差が、民間よりも給料を多くも少なくも感じさせる原因になっていると思われます。

 ただし、住宅ローンを組むなどの際には、圧倒的に有利です。
 ほとんど審査なしです。
 役人、まして役人同士の共働き世帯と知るや、おいしいカモがやってきたとでも言いたげに、銀行はなるべく多くの金を貸そうとします。

 倒産やリストラの心配がほとんど無いということと、そうはいっても役人には糞真面目な人が多いからでしょうね。

 なんだか役人擁護みたいな話になってしまいました。

 どんな職に就いていても、おのれの利益と国家の利益、両方を考えながら投票に行くようにしたいものです。


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