台風

文学

 今日は大雨のはずだったのに、千葉市は薄曇りです。
 なんだか拍子抜け。

 私は7年ほど前に精神病を発病し、個人的にはずいぶん色々なことがあり、今思えば私のたましいは嵐の中にあったように思います。
 しかしここ一年半ばかりは、すっかり落ち着きを取り戻し、凪いだ状態です。

 高浜虚子に、

 
人生の 台風圏に 今入りし

 という句がありますが、今の私は台風圏から脱したところのような気分でいます。
 そして現実の台風も、今日、私をマンションの中に閉じ込めるはずだったところ、一向に雨も風も私を襲う気配がありません。
 私のたましいは、現実の台風をすら、はねつけてしまったのでしょうか。

 もう、人生の台風圏に再突入するのは願い下げです。
 凪いだ状態のまま、静かに、人生を泳いで生きたいものです。

俳句はかく解しかく味う (岩波文庫)
高浜 虚子
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虚子五句集 (上) (岩波文庫)
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