参政党は右翼革新政党?

社会・政治


 参議院選挙の真っただ中です。
 私が住む選挙区は3人の枠に16人が乱立しています。
 今までは自民2、立民1という極めて普通の選挙区でした。
 でも今回はどうでしょうね。
 維新やら国民民主やら参政党やらが立候補しています。
 国民民主は手取りを増やすという分かりやすい主張で最近勢いがあります。
 誰だってもらえるものは多いほうが良いに決まっていますから、人気が出るのは当然です。
 でもどうやって手取りを増やすんでしょうね。
 30年間、給料が上がらない時代が続いているというのに。
 維新というのはよく分からない政党で、もしかしたら自公と組みたいのかなと思わせます。
 問題なのは参政党です。
 日本人ファーストとか言って外国人を差別するような主張をしていますし、私が切望する選択的夫婦別姓にも明確に反対を唱えています。
 天皇陛下を中心とした国家として世界に大調和を作り出すというのもなんだかいかがわしい主張です。
 結党からわずか2年で国会に4名送り込んだというのはなかなか侮れない勢力です。
 私自身は外交安保や国家観は自民党寄り、死刑制度反対や選択的夫婦別姓支持、天皇制の段階的廃止などは共産党寄りだと思っています。
 参政党は極右などと呼ばれることもあります。
 実際に極右なのかは判断が分かれるところでしょうが、いわゆる保守政党でも今まで革新と呼ばれていた左がかった連中とも異なることは明白です。
 我が国の国柄を根本から変革しようとしている右翼革新政党というのが正しい見方だと思っています。
 この政党はおそらく自民党にとって最も脅威なのではないでしょうか。
 一見保守政党のような主張も掲げていますし、勢いがあることから、自民票を食う可能性があります。
 この政党が勢いをもってあっという間に議席を増やすことは阻止しなければならないでしょう。

 今、ヨーロッパでも極右と呼ばれる人々が増えているやに聞き及びます。
 トランプの米国もそうでしょう。
 世界中が右傾化するのは危険なことです。
 極右というのは自国第一主義であることが最大の特徴ですから、自国以外の国や、自国民であっても少数派の人々を差別する傾向が見られます。
 ある一定の勢力が陰謀をもって世界を支配しているなんて、子供っぽい主張をするのも特徴です。
 そうなれば、ある一定の勢力を敵視、差別することは当然になります。
 胡散臭い政党であると感じています。
 時代の徒花で終われば良いのですが。