参議院選挙が行われたばかりですが、民主党が主張していた選択的夫婦別姓法案はどうなったんでしょうね。
私は以前このブログで、選択的夫婦別姓法案に賛成である旨の記事を書きました。
選択できるんだからいいじゃないか、という主旨です。
さらに進んで、日本ではあまり問題になりませんが、同性婚を認める法律を制定すべきだと考えます。
日本は古くから男色の盛んなお国柄。
昔は義兄弟、最近は養子縁組が一般的なようですが、この際、異性間の夫婦と同じような権利義務を与えて、一般社会に受け入れるべきでしょう。
数年前に大阪府議会の尾辻かな子議員が女性同士二人でウエディングドレスを着て結婚式を挙げた、ということが話題になりました。
もちろん、日本では同性婚は認められていないので、法的なものではありません。
http://www.otsuji-k.com/pro/index.html ←尾辻かな子議員のHPです。
SMであれ同性愛であれ、性的嗜好によって差別してはいけませんし、同性婚もしくは結婚に準じた制度が、先進国の多くで制定されています。
じつはこれは、夫婦別姓よりも大きな問題だと考えます。
生殖だけが性の役割ではありません。
生殖だけなら、強姦でも、精子バンクでも、可能です。
私たち日本人は、色道ということを大切にしてきました。
恋愛という概念は日本には元々存在せず、明治以降の訳語からきています。
色道は、性愛と恋が一体となった概念です。プラトニック・ラブの場合は、忍ぶ恋などと表わされます。
そして色道には、女色も男色も含まれ、稚児遊びなども含まれます。
それらを、武士道や書道などと同じ、道ととらえていたのです。
深い人間関係を結ぶのに、男も女もあるものか、ということだと考えます。
義兄弟の契りは、二君に仕えず、という武士道と重なります。
これらは、有名な「葉隠」に記載が見られます。
明治以降、急速に同性愛がマイノリティーとして差別されるようになったのは、これは近代化=西欧化のせいだと言えるでしょう。
キリスト教は長いこと、建前上は同性愛を禁じており、18世紀には同性愛者を処刑していたこともあるそうです。
そんな野蛮な国の真似をしなくてもよかったのに。
野暮ですねぇ。
その西欧諸国が認めるようになった、わが国伝統の色道を、堂々と復活させましょう。