名前が出てこない

精神障害

 昨夜は金曜日の夜でしたが、なぜか眠れず、頓服でもらっている睡眠導入剤を飲みました。
 これ、劇的に効くんですよねぇ。
 眠くなるまで布団に入らず、少しソファで眠くなるのを待とうなんて座っていたら、寝落ちしてしまい、気付いたら朝の6時でした。
 その間暖房はつけっぱなし。
 睡眠導入剤を飲んだらすぐに床につかなければならないと痛感しました。
 眠りが深かったのか、深夜1時に寝落ちして、朝6時にはばっちり目が覚めてしまいました。

 よく、年を取ってくると、夜起きてられない、朝寝ていられないという話を聞きます。
 要するに早寝早起きになるということで、それは結構なことですが、私の場合夜起きていられないということはなく、ただ朝寝ていられない、という感じになってきました。
 要するに短時間睡眠でも平気になったということで、躁のサインの一つでもあるのですが、実は理由は別にあります。

 喘息の発作以来、酒も煙草もやる気が起きず、健康的な生活になってしまい、長年ニコチンとアルコールに毒されてきた体が、急に毒が入ってこなくなって、びっくりしてこうなったのではないかと思います。

 喘息の発作は結果的に私を毒から遠ざけることになったわけですが、それはそれで寂しくもあります。
 体が少しづつ老化している証拠のような気がします。

 また、最近人の名前が出てこなくなりました。
 これも誰にでも起こる現象かと思います。

 中学生くらいの頃、年配の方たちが、「ほら、あの人。何とかいうテレビで出てた人」なんてほとんどノーヒントで語っているのを聞いていた同じ年配のが、「ああ、あの人じゃない、名前が出てこないけど」なんて、ほとんどお笑いのようなトークを繰り広げているのを聞いて、わざとやっているのかと思った記憶があります。

 しかし、今になって、その気持ちが分かるようになりました。
 顔は鮮明に思い浮かぶのに、名前が出てこない。

 これ、自覚した時はショックでした。

 若年性認知症かと思って、時計の絵を書いたりしました。
 認知症になると、円形の時計の数字が入り乱れたりすると聞いたことがありましたので。
 幸い時計の絵はきちんと書けました。
 もっとも、それだけのことをもって自己判断するのは控えるべきなのかもしれません。
 これが酷くなるようだと、いよいよ認知症外来を受診しなければならないのでしょうね。

 しかし、職場の同世代以上の人は、同じような愚痴をこぼします。

 単なる経年劣化だと良いのですが。