今日は晴天なれども強風が吹き荒れました。
昼を食いに蕎麦屋に行き、その足で今夜の夕飯を買いに行った以外は、家でのんびり過ごしました。
蕎麦は好物の鴨せいろを食しました。
鴨肉、それに鴨のつみれがたっぷりと入った濃厚でコクのある逸品です。
休日の蕎麦屋では、冷酒を1合、食前に呑むのを慣例としますが、やはり、酒類の提供は止めていました。
時代の要請なのかもしれませんが、少しくらい呑ませてほしいものです。
夕飯は鯖の塩焼きと豆腐、それにごぼうサラダです。
これでまた一杯やってしまうんでしょうね。
まったく酒飲みというもの、賎しいですなぁ。
時代の要請による酒類の提供禁止を見るにつけ、私は恐怖を覚えます。
強権的な政策にではありません。
行きつけの酒を呑ませる店が、バタバタと潰れてしまうのではないか、ということにです。
蕎麦屋や中華屋などはそれでも昼の営業でなんとかなるのかもしれませんが、居酒屋やバーはもたないような気がします。
わが国の食文化は、酒を呑むのを前提に、つまみ的能力が高いものを生み出してきたように思います。
コロナでその伝統が破壊されてしまうのではないかと思うと、暗澹たる気分になります。
家で呑むのも結構ですが、旨いつまみを出す店で呑むのはまた格別の喜びがあります。
その格別の喜びを取り戻せるのはいつになるんでしょうか。