国策捜査?

社会・政治

 鈴木宗男議員に対し、実刑の有罪判決がくだされ、確定しました。
 以前、「なんびとといえども判決が確定するまでは白なんだ。推定無罪が日本の法律だ」と息巻いていました。それはその通りですが、有罪が確定した今、何と言うのでしょうね。
 申し訳なかった、反省しています、と言うのか、冤罪だ、異議申し立てをし、それでも駄目なら再審請求する、とでも言うのでしょうか。
 怒鳴ってばかりで冷静さの感じられない人だな、という印象をずっと持っています。

 政治家や高級官僚が逮捕されると、決まって、国策捜査だ、と言いますね。
 
 不思議なことです。
 
 国策の案を練るのが高級官僚、国策を決定するのが政治家。それを検察の役人が国策なるもののために事件をでっち上げるのだとしたら、その国策とは何でしょうね。検察官が手柄欲しさにやるんでしょうか。
 
 検察庁も法務省の機関。他の役所に比べて独立性が高いとは言っても、内閣から独立している会計検査院や人事院とは違い、法務大臣の指揮下にある行政機関に過ぎません。
 
  厚生労働省の元局長が障害者団体に対し、違法に便宜を図った、という事件は見込み捜査によるでっちあげだったことが判明しました。
 しかしなんででっちあげるのか、偉い方たちの世界はわかりません。

 できることなら私も頭脳明晰に生まれかわって、東大法学部を出て出世し、収賄で捕まってマスコミを騒がせたいものです。