地球が静止する日

映画

 昨日、DVDで「地球が静止する日」を観ました。
 キアヌ・リーブス演じる宇宙の高度な知的生命の代表が、人間の野蛮な本質を見抜き、地球を守るため、人類を滅亡させる決意をし、それを実行に移しますが、人類には進化する可能性があると感じ、計画を中止する、という話です。
 例えばウイルスが人間を攻撃し、ウイルス自身が死滅するにも関わらず、宿主を殺すように、人間は滅亡を知りながら地球環境を悪化させる悪である、というテーマが語られます。
 キアヌ・リーブスが、科学者に「地球が滅んだら人類も滅亡するが、人類が滅んでも地球は滅亡しない。一つの種の存亡よりも地球の存亡が大切だ」という言葉が、胸を打ちます。
 荒唐無稽な話ですが、極めて示唆に富んだ映画です。

地球が静止する日 [DVD]
キアヌ・リーブス,ジェニファー・コネリー,ジェイデン・スミス,キャシー・ベイツ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン