壊される家族の記録

文学

 今日は一日雨。
 涼しいのは良いですが、閉じ込められる感じが嫌です。

 今日は晩飯の買い物に行った以外は、自宅でゆっくり過ごしました。

 で、小説を一冊、読みました。

 「侵蝕ー壊される家族の記録」、という、一種のホラー物です。

侵蝕 壊される家族の記録 (角川ホラー文庫)
櫛木 理宇
KADOKAWA/角川書店

 得体の知れない女がある家族に入り込み、言葉たくみに家族を支配し、家族同士を反目せしめ、あげく、殺し合いにまで発展し、というお話。

 現実にあった事件とよく似ていて、新味はありませんが、ラストにちょっとした仕掛けがしてあります。

 読みやすくて、文庫本で320頁ほどですが、一気に読んでしまいました。
 でも、すぐ忘れそうな、軽い感じでした。
 いわゆるライト・ノベルではないのですが、それい近い味わいです。

 気楽に読むにはまぁまぁかなと思いました。