今は他機関で働いているかつての上司が大腸がんを発症し、病気休暇に入ったという話を聞きました。
早期発見で、命に別状はなく、近々手術を受けるそうです。
先輩は54歳。
さぞがっかりしていることでしょう。
世間では、市川海老蔵の奥様が進行性のがんを患い、闘病中だということが話題になっています。
自分や身近な人ががんを発症したら、私はさぞや取り乱すことでしょう。
昨年の夏、同居人が卵巣奇形腫で手術を受けるとき、まわりが心配するほど私はひどく落ち込んでいたようです。
自分ではそういうつもりはなかったのですが。
生老病死という4つの苦しみから、人間は逃れることができません。
病の苦しみは、それが死にいたるものである場合、人をどん底に突き落とします。
私は幸い、精神障害のほかは、大病をしたことがありません。
目だの首だのに不調はありますが、死に直結するものではありません。
しかし、人は必ず死にますし、事故や事件で死ぬのでない限り、死を前にして、何らかの病気になることは避けられないところです。
いつか来る死に至る病を怖れつつ、日常を過ごしていかなければならないとは、しんどいものですねぇ。