マンションの大規模修繕工事が始まって2週間。
私が住むマンションの外周は足場でおおわれました。
無粋な姿をさらしています。
どのマンションもそうなのでしょうが、築わずか12年でこんな工事が必要なんでしょうかねぇ。
来週の火曜日までにベランダに置いてある物をすべて片付け、網戸も外せとのことで、午前中、済ませました。
わが家はベランダに置いてある物と言っても折り畳み式の椅子が一つだけなのでなんてことはありませんが、中にはベランダに大きな物置を置いてある家もあり、あれはどうするんでしょうねぇ。
ここ2週間、鍵がかかるゴミ収集場は、多くの不燃ごみや粗大ごみであふれかえっています。
これを機会に不要なベランダの物を処分しようということでしょう。
手間取ったのが網戸外し。
南西向きの寝室にはベランダと出窓の網戸、リビングには南向きのベランダの網戸、和室には西向きの出窓、私の個室と同居人の個室にはそれぞれ西向きのベランダの網戸とたくさんあって、しかも今どきの網戸は簡単に外れないように4か所もネジで止められており、おまけにストッパーがついています。
これらを全部外すのは難儀しました。
この12年一度も洗っていない網戸は、とりあえずすべて浴室に仮置きしました。
今夜シャワーを浴びる時に網戸を洗い、明日網戸が乾いた頃合いに工事会社が用意した巨大なビニール袋に入れ、とりあえず使っていない和室に置いておこうと思います。
し慣れない肉体労働で、疲れてしまいました。
こんなことを繰り返して、概ね順番に人は死んでいくのですねぇ。
なんだか馬鹿馬鹿しいような。
しかし人間が仕出かすことで馬鹿馬鹿しくないことなんて無いような気がします。
権力闘争に明け暮れたり、紛争に巻き込まれたり、食うためにつまらぬ仕事に精を出したり、一瞬の気分転換のために旅行やレジャーに出掛けたり酒を飲んだり。
酔生夢死と言おうか、うたかたの夢と言おうか。
そんな醒めたことを考えてみたところで、この世で生きている以上、その馬鹿馬鹿しいことを繰り返さなければならないとは、全く愚かしいことですねぇ。