最近飛ぶ鳥落とす勢いの大阪維新の会。
威勢の良い政策を見てみると、道州制だとか、首相公選制だとか、TPP参加だとか、どこかで聞いたような、この十年、いわゆる改革派と目される人々が言い続けてきたことですね。
違うのは、橋下大阪市長は憲法改正を伴うこれら改革に、具体的なロード・マップを持っているということ。
要するに、小さなアメリカみたいな社会を目指すということ。
小泉改革を思い出しますねぇ。
熱狂的に国民の支持を得ましたが、その後格差社会が生まれ、非正規雇用が溢れかえりました。
それでも国の借金は減っていきましたね。
民主党も熱狂をもって迎えられ、政権を奪取しましたが、結局、マニフェストは破綻し、政権の正統性は失われました。
しかも小泉改革で減った国の借金は天井知らずの増えっぱなし。
次の選挙ではぼろ負けするでしょう。
で、怖いのは、大阪維新の会に、政策の中身なんて興味もなしに雰囲気で投票する有権者が溢れるであろうこと。
民主党ブームの時も、マニフェストの中身なんて何にも知らずに投票する人が、私のまわりに大勢いました。
頑として民主党へ投票を拒んだ私は、仲間内で非国民扱い。
私には、大阪維新の会が大衆迎合と独裁に走り、この国をミス・リードする姿が見えるようです。
民主主義下においては、物事を変革するのは時間のかかること。
いくらイライラするからといって、一足飛びに変革を求めるのは無理というもの。
現行の制度を利用して、現行の制度を改めようと思ったら、20年くらいはかかるものですよ。
大阪市長はまだ40代。
60代でことを成し遂げられれば十分ではないですか。
のんびりやりましょうよ。
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