大震災は天誅?

社会・政治

 自民党の河村建夫議員が新潟での講演で、「国づくりをやり直す時がきた。その天誅ともいうものが3月11日の(東日本)大震災だったとの受け止めがあながち当たってないことはないと思う」と、述べたそうです。

 国語辞典をひくと、天誅とは、「1 天の下す罰。天罰。 2 天に代わって罰を与えること。天罰として人を殺すこと。「―を下す」」ということ。

 あの大震災、大津波が、天が下した罰だったと言うのでしょうか。

 それは被災者への罰なのか、政権与党である民主党への罰なのか。

 当然、河村議員は民主党の国づくりがデタラメだから罰として東日本大震災が起きたと言いたいのでしょうが、それは被災者に対してあまりにも過酷な物言いですし、政治が悪いから自然災害が起きたなどというのは、論理として完全に破綻しています。

 何言っちゃってるんでしょうねぇ。
 政治家として、言語感覚を疑います。

 民主党の支持率が相変わらず低迷していることは確かですが、だからと言って自民党の支持率が上がっているわけではありません。
 このようなすっトボケた発言が大物自民党議員から出てくるあたり、それも故なしとしません。

 そんなことをほざいていると、自民党に天誅がくだりますよ。
 選挙惨敗という形で。


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