昨日は菅総理の所信表明演説がありましたね。
さすがに幾多の修羅場をくぐり抜けてきた大政治家だけあって、じつに立派な演説でした。
私は非常に感銘を受けました。
社会保障について、与野党が党派を超えて討議と合意形成を進めるべき、とおっしゃっていました。
まったくそのとおり。
我が意を得たり。
しかし民主党が野党のころ、頑強に自民党の呼びかけを拒否し、反対のための反対を貫いたのは、他ならぬ菅総理でした。
TPPについて、自民党は、3月中に党の賛否をはっきりさせる意向を明らかにしている、とおっしゃいました。
では民主党はいつ、どういう方向で賛否をはっきりさせるのでしょうか。
よその党や那覇地検などの役所に責任を押し付けるのは菅総理の得意技とみえます。
『国民の知る権利』の強化を図る、とは驚きました。
海上保安庁の監視船に中国の漁船が体当たりしてきた映像をひた隠しにしたのは、民主党執行部。
そのせいで海上保安庁の優秀な職員が一人職を失いました。
仙谷前官房長官は、犯罪行為、と断じていましたが、それは民主党執行部が作った犯罪と言うほかありません。
語るに落ちるとはこのことです。
政権を取る前、民主党は無駄削減やら埋蔵金やらで16兆円もの財源が捻出できる、と言っていましたが、実際には1兆円程度。
普天間基地移転も、国外、最低でも県外と言っていましたが、今はまた元の辺野古案に戻そうとしています。
マニフェストなる小冊子が、じつは政権奪取のための詐欺であったことは、もはや明らかです。
そう考えてみれば、菅総理の演説が立派に聞こえるのは当たり前。
大風呂敷を広げただけなのですから。
しかし今や民主党は衆議院で300を超える議席を持つ責任ある与党。
これ以上の詐欺は無理ですよ。
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大風呂敷
