東京都が尖閣諸島を海上から船で調査したことが話題になっていますね。
昨日の新聞で、領土問題に関する奇妙な意見が中韓で起こっていることを知りました。
すなわち、中国には竹島は日本領土だと主張する人が、韓国では尖閣諸島を日本領土だと主張する人が多いということです。
これはじつに興味深いことです。
つまり第三者的立場に立つと、日本の主張が正しいことが分かり、中韓は自国が抱える領土問題はともかく、他国と日本との領土問題では日本の主張を支持する人が多いということでしょうね。
中韓の間には、離於島(中国名:蘇岩礁)をめぐる領土問題が存在します。
現在は韓国が支配しているようですが、これ、写真を見ると、まるっきり島どころか岩さえもなく、海なんですよねぇ。
暗礁というんだそうです。
その暗礁の上にヘリポートのような物を建て、領土だと主張しているわけです。
こんな感じです。
で、下はどうなっているかと言うと、以下の図のようになります。
これが領土問題というのは不思議な感じがしますねぇ。
海に没しているではありませんか。
これに比べると、わが国が岩をすっぽり覆うように島の周囲をコンクリートで固めて水没から守っている東京都小笠原村の沖ノ鳥島などは、まさしく小さな島ですねぇ。
真ん中の小さな円に岩がつき出ていて、それが沖ノ鳥島です。
どんな小さな島や岩や暗礁でも、領土問題となると絶対に譲らない国家意思というものの猿めいた度量の小ささが、なんだか滑稽ですねぇ。