サウジアラビアが女性に参政権を認める方向で検討することを示唆しました。
今まで女性に参政権が認められていなかったことが驚きです。
以下に、主たる国が女性に参政権を認めた年を列挙します。
1869年 米国ワイオミング州
1893年 ニュージーランド
1902年 フィンランド
1913年 ノルウェー
1917年 ソ連
1919年 ドイツ
1928年 英国
1945年 日本・フランス・イタリア・ハンガリー
1949年 中国
1950年 インド
1963年 イラン
1993年 スイス
2005年 イラク
日本は敗戦の年に女性の参政権が認められたもので、そうだろうなと思いますが、スイスがずいぶん遅いですねぇ。
1993年なんてねぇ。
現在、制限付き参政権を含めて、女性に全く参政権を認めていないのは、サウジアラビアとバチカン市国だけだそうです。
そもそもバチカンには議会が存在せず、聖職者の話し合いによって政策が決定され、女性は聖職者になれないそうなので、世界一男女差別のきつい国家はバチカン市国ということになりましょうか。
バチカンは国家とはいえない、象徴的都市国家というべき存在なので、勘定に入れる必要はないかもしれませんね。
サウジアラビアは最後に残った制度的な男女不平等を続けている国。
早急な男女平等の法改正が必要でしょう。
それと、秋篠宮家に悠仁親王殿下が誕生されてから、あれほどかまびすしかった女帝論争、ぴたりとおさまりましたね。
怖いぐらい。
私は男系男子だろうが女系男子だろうが男系女子だろうが女系女子だろうが、誰が天皇になっても構わないし、遠い将来には象徴天皇制は廃止すべきだと考えています。
性別とか血とかに価値を与えては、絶対にいけないのです。
それはつまり、生まれや性別による差別に他なりません。
長く苦しい差別を受けた人々、また、厭なのに祭り上げられて窮屈な生活を強いられた人々、どちらも気の毒です。
今後はそういう目に会う人がいなくなればいいのに、と思います。
![]() | 女帝論―「天皇制度」の源流を訪ねて |
呉 善花 | |
PHP研究所 |
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