在中国日本大使館のナンバー2である公使が、わずか8か月で更迭されるという人事が発令されたそうです。
外務省は更迭ではなく通常の人事と言っているそうですが、一般的には更迭と見られているようです。
新聞やテレビでは報じていませんが、某週刊誌によると、パーティの席で公使が女装し、それが異常な行動に見られたのが原因ではないかと推測しているようです。
大使館が公的に開くパーティで公使が女装というのは確かに聞いたことがありません。
ごく内輪の宴会で受けを狙って女装するというのなら話は別ですが。
女装が本当だとして、その理由がよく分りません。
一般に女装が趣味の男は、決して職場や知り合いの目がある場所では女装などしません。
休みの日に女装して出歩いたり、同好の士が集うお店などで女装を楽しむものです。
一方、性同一性障害やいわゆるオカマと言われる人々は、むしろ人の目がある場所で異性装をし、自己を主張する傾向があるように思います。
異性装と性の対象は必ずしも一致しておらず、女装が趣味でもバリバリの女好きという人は多いものです。
不思議なのは、男の女装は滑稽に見られるか嫌われることが多いのに対し、女性の男装は、むしろ好まれる傾向があることです。
男装の麗人なんていう言葉があるくらいですから。
宝塚も大人気ですし。
AKB48グループの歌も、僕という一人称で少年目線の曲が多いように感じます。
理由は分りませんが、私自身、若い女性が男装するのは美しいと思いますが、美少年が女装しても美しいとは感じません。
女装して文句なしに美しいと思うのは坂東玉三郎くらいでしょうか。
しかし歌舞伎の場合、素の顔が分らないくらい化粧しますので、そこは差し引いて考えないといけません。
遠い昔を思い返してみると、小学校中学年くらいの頃、私は母親の口紅をつけたりして喜んでいました。
なぜそういう欲求がわいたのか、今となっては不思議ですが、そういう面は多くの人が持っているのだろうと思います。
仮に公使に女装の趣味があったのだとしたら、なんだって公的な場でやっちゃったんでしょうねぇ。
ひっそりと趣味を楽しんでいればこんなことにはならなかったでしょうに。