妊婦パッド

社会・政治

 近頃中国で奇妙な物が流行っているそうです。

 ずばり、妊婦パッド

 バブルの頃は肩パッドというのが流行って、若い女性は肩をいからせて颯爽と歩いていました。
 豊胸パッドとか補正ブラジャーとかいいう、胸を大きく見せる道具はもはや定番商品ですね。

 では、妊婦パッドとは?

 じつに単純で、妊娠していないのに妊娠しているように見せかける、お腹を大きく見せる商品です。
 何カ月用、と細かく仕様が分かれており、双子用も売られているという芸の細かさ。
 
 代理出産を依頼した女性が、周囲の偏見の目からまだ見ぬわが子を守るため、という涙ぐましい理由で使用する人もいれば、混んだ電車に乗る時、席を譲ってもらえるから、という小ずるい輩もいるようです。

 上海万博の時に、身体障害者は並ばずに入れるということで、足はぴんぴんしているのに車椅子を使って入場し、入場するなり脱兎のごとく走りだしたあの光景と同じですね。

 許しがたいのは犯罪に使う愚か者。
 妊婦だと警戒されないからとすりや置き引き、万引きを犯す時使用するとか。

 驚いちゃったのは会社の金を横領した女が解雇を言い渡され、妊娠中の女性は解雇できないという法律を逆手にとって、ご丁寧に医師の妊娠診断書までつけて、ごねにごね、一年くらい居座ったあげく多額の退職金をもらって退職したんだとか。
 ここまでくると呆れかえっちゃいますねぇ。
 ていうか、医師の診断書は医師が書いたんでしょうか。
 そうだとすると医師も共犯ということになりますね。

 わが国でもうつ病の本など読みあさり、うつ病の芝居をして障害者手帳を入手し、障害者年金や生活保護の受給を受け、遊んで暮らす若者が後を絶たず、ネット上ではなんちゃって精神障害者になって障害者年金や生活保護を受給するための指南書まで出回っているというから嘆かわしいかぎりです。

 リワークで一緒だった人々は、精神に爆弾を抱えながら職場復帰を目指して困難な課題に立ち向かい、多くは見事復職を果たして社会貢献しているというのに。
 彼らの姿は感動的ですらあります。
 私もその一人だったわけですが、なぜか周りのみなが、自分より善良で立派な人に見えました。

 結局は面倒なようでも地道に働くことが一番稼げるということだと思います。
 仕事を通じて社会につながっていることが実感できますし。
  極めて社会的な生き物である人間にとって、社会とのつながりを感じられるというのは精神安定上、極めて大切なことです。
 もちろん、職場での責任だけでなく、家庭での責任、地域社会での責任をも引き受けた方がより良いのは間違いありません。
 
 一部犯罪の天才のような人を除けば、悪因悪果を生むだけです。

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