妻は元気で

文学

 今日は同居人が日曜出勤のため、独りで過ごさなければなりません。
 よく、奥さんが留守だと嬉しい、という人がいますが、私には理解できません。
 休みの日は、同居人と散歩をしたり、昼酒を呑んだりすることを常としていますから。

  一人でいると、碌なことを考えません。

  今、年度末祭りでめちゃくちゃいそがしく、忙しさに弱い私にはしんどくて仕方ありません。

 30代半ばくらいまでえは、徹夜仕事も厭いませんでした。

  それが今では、夕方になると目は霞むし、何より疲れちゃって、残業に耐えられません。

  鋼の肉体が欲しいものです。
  あるいは、専業主婦をやってみたいと思ってしまいます。

  幸い、同居人はフルタイムで働く正規雇用です。
  彼女の扶養に入りたい、思いながら、同居人には言いだせずにいます。

  ああ、いっそこの世からおさらばしたい。